10月21日(土)、札幌市中央卸売市場において、「親子市場見学・料理教室」を開催しました。今年も、札幌市内の小学生4年生から6年生の親子が参加してくれました。まず、一般社団法人　札幌市中央卸売市場協会の方から、市場について説明していただき、その後、場内の「青果棟」「水産棟」「展示室」を見学しました。
　その後、調理室に移動し、「鮭の解体」を見学。料理教室では、札幌市の学校給食で使用されている食材を用いた季節の料理を、グループを作って親子で調理を行い試食しました。

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　「青果棟」に近づくと、甘い果物の香りがしてきました。青果棟卸売場には、木箱に入った青森からのりんごなど、道内各地からの物もたくさん入荷されていました。札幌伝統野菜である巨大なキャベツ「札幌大球」も見ることができました。また、見学通路から仲卸売場なども見ることができました。
　「展示室」では、市場の中を荷物を載せて移動するターレットの説明を受けました。天然ガス自動車で排ガスを減らして食品の劣化を防ぎ、作業する人の健康を守っているとのこと。北海道は雪が降るため、電気自動車では力が弱く、馬力のあるガスが用いられていることを知りました。展示室では、触ったり、乗ってみたりすることもできました。参加者は大変興味をもったようです。

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　見学の後は、市場の調理室で、料理教室を行いました。はじめに、水産協議会の魚食普及委員である金澤範幸さんが、「鮭の解体」を実演してくれました。魚の部位について参加者に質問しながらやり取りし、部位についてすべて答えられる魚に詳しい児童もいました。また、いくらの醤油漬けのおいしい作り方などのアドバイスもいただきました。

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　いよいよ料理教室。講師は、北海道食育コーディネーターの山際睦子先生です。献立は、「彩わかめご飯、ポテトスープ、鮭のつゆ照り焼き、デザート（柿・アイスクリーム）」です。　
　冷凍ホールコーン、冷凍むき枝豆、炊き込みわかめ、バター、きび砂糖、おけさ柿、アイスクリームなど、使用された食材は、札幌市の学校給食で使用しているものと同じものです。柿は10月23日から供給開始となる”おけさ柿”です。

　給食で使用している食材を利用した栄養バランスのとれた、季節の献立。旬の野菜は、美味しく、栄養価も高く、価格も安いという利点があります。とても簡単に美味しくできました。
　また、初めて出会った子どもたちがグループを作り、仲間として、譲り合い、お互いを大切にしながら調理する姿がたくさんありました。また、保護者の方も、子どもたちのやりたい！を大切にしながら怪我のないようサポートをしてくださっていました。
　とても、ほっこりとした気持ちになりました。みなさん、お疲れさまでした。

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【児童の皆さん】 〇サケがとても美味しくできてうれしかったです。協力して作ることができて楽しかったです。また、参加したいです。

〇市場を初めて見たので、ターレットにすごくびっくりしました。また、予想以上に魚やフルーツがあって、すごいなと思いました。料理も最初は３つも作るの！？と大変だなと思ったけど、最後の方は「楽しいな」と思えました。料理も思ったよりすごくおいしかったです。

〇青果棟と水産棟の見学がとても楽しかったです。料理教室もとても楽しかったです。鮭のさばきがとてもすごいと思いました。また、遊びに来たいです。

【保護者の皆さん】
〇秋らしいメニューで良かったです。食育として、子どもにも料理をさせているので、今日のメニューを家で一緒に作りたいと思います。市場見学を７月にもしたのですが、ガイドの方の解説が季節やその時の状況で変えているのが、素晴らしいと思いました。

〇まず、母もとても楽しかったです。そして前から行ってみたいと言っていた場所で、目をキラキラさせる子を見て、参加できてとても良かったです。もともと給食に使われているものに興味がある子でしたが、それらに触れられたことでさらに深まったように見えます。

〇このような会は初めての参加でしたが、親としても市場の流れや仕組みを知ることができ、食への関心が高まり勉強になりました。子どもも食への意識が変わるいい機会になったと思います。今後もこのような機会があれば是非参加したいと思います。ありがとうございました。

〇見学の際の説明がとても分かりやすくて良かったです。息子は魚が大好きでいろいろな魚をさばくのが趣味です。魚さばきのイベントがあったら是非参加したいです。