財団法人札幌市学校給食会
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2019.3.15(金)
納入業者対象の「衛生管理講習会」を実施しました

  3月4日(月)、札幌市民ホール第1第2会議室を会場に、当給食会に物資を納入している業者を対象とした「給食用物資購入契約説明会」と「衛生管理講習会」を実施しました。  
  「衛生管理講習会」は、学校給食に使用される食材の安全対策として、各納入業者の自主的な衛生管理に対する意識の向上を図り、安全で安心な給食用物資の納入に努めてもらうことを目的に毎年実施しています。
  講師は札幌市保健所 食の安全推進課 食品監視係 食品衛生監視員「服部悠基」氏にお願いし、 『科学的な根拠に基づいた「明確な」衛生管理について』というテーマでお話をしていただきました。


Ⅰ  札幌市学校給食用物資購入契約説明会
公益財団法人 札幌市学校給食会 業務課長  和  
(1) 契約の締結について
  ・契約書作成上の留意点について(印紙、代表印、提出日等)
  ・今後の契約スケジュールについて(学校割り当てを含む)

(2) 物資納品規格基準等と物資の取り扱いについて
  ・規格基準に適合した物資の納入、納品前検査の徹底等について
  ・品質に関する事故対応、再発防止の確実な取組みについて

(3) 学校給食会への提出書類について
  ・自主検査及び検便検査の実施、緊急連絡先調査票の提出について

(4) その他
  ・放射性物質検査について今後も引き続きご協力を!
  ※今年度は2月末まで実施。検査した28検体すべて陰性でした。  


Ⅱ  衛生管理講習会
札幌市保健所 食の安全推進課 食品監視係 食品衛生監視員  服 部 悠 基 氏


演題 『科学的な根拠に基づいた「明確な」衛生管理について』

  札幌市内で発生した食中毒の発生要因とその防止対策について、「アニサキス」「カンピロバクター」「ノロウイルス」「ヒスタミン」の主な4つの病因物質別に丁寧に説明していただきました。

 @アニサキス …  最近、テレビなどで取り上げられたため、周知され事件数が増えてきています。
 Aカンピロバクター 加熱用の食肉の生食及び効果的に菌数を減らすことが難しいため、なかなか事件数が減りません。
 Bノロウイルス 1事件当たりの患者数が桁違いに多いです。
 Cヒスタミン しばらくぶりに、食中毒が一昨年、昨年と続けて発生しました。流通経路での温度管理も重要です。

  また、これらの食中毒事件について、個々の原因と原因を排除する方法の考え方、また、普段からの健康管理が重要であることなどについても解説していただきました。
  さらに、食中毒を引き起こす病因物質の正確な知識は、今後、HACCPを導入する際の正確な危害分析に必要になっていくので、特に留意していただきたいとのお話でした。
 
  *使用されたスライドから、内容の一部を抜粋して紹介します。

講演用スライドから




  当日は、参加されたみなさん、メモをとりながら最後まで熱心に受講されました。食中毒の予防について、作業工程での衛生管理や職場内での健康管理の大切さを再確認する良い機会となりました。
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