財団法人札幌市学校給食会
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2018.12.13(木)
第69回 全国学校給食研究協議大会に参加しました。

  (公財)札幌市学校給食会
 常務理事
  梅津 康弘
  平成30年度の全国学校給食研究協議大会は、11月29日(木)と30日(金)の2日間の日程で、兵庫県神戸市で開催。会場の神戸芸術センターに全国各地からの参加者が集いました。研究主題は、『「生きる力」を育む食育の推進と学校給食の充実』で、副題として「〜未来につなごう 食で育む こころ豊かな人〜」が設定されていました。
 
《開会式の様子》

【概要】

(1)全体会 11月29日(木)

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開会式
・挨拶他 ・次期開催県(岡山県)2019年11月7日〜8日を予定。
A 文部科学大臣表彰
B 文部科学省による説明
「学校における食育及び学校給食の推進について」
文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課長  三谷卓也 氏

《三谷卓也氏の講演スライドより》
 

C
 シンポジウム
 社会的課題に対応するための学校給食の活用 〜「地産地消の推進」と「伝統的食文化の継承」の取組を通して〜 をテーマに進行。

D 特別講演
「生きる力・生き抜く力を食育で」        
 作家  玉岡かおる 氏
※大阪芸術大学教授・兵庫県教育委員

《玉岡 かおる 氏》
 
《講演スライドより》

(2)分科会 11月30日(金)  神戸商工会議所

第5分科会
「学校給食における地場産物・国産食材の活用」
○青森県つがる市、奈良県河合町、兵庫県穴粟市の取組事例の発表後、全体で研究協議
 
《分科会会場の様子》

  どの取組も大変すばらしいもので、地産地消や伝統的食文化の継承の様々な部分で成果も上がっており、栄養教諭をはじめとした関係者の熱意が感じられました。その一方で、今回の報告事例は比較的小規模な事業体ばかりで(学校数で数校、食数で200〜3500食程度)、札幌市とは規模が違いすぎるので、具体的に取り入れていくには無理なものも多いと感じました。また、地産地消については、当給食会は、従来からクリーン青果物及び地場産青果物の購入に積極的に取り組み、札幌市内、札幌近郊、道内、更には全国各地の生産物に目を向け食材の確保に努めていて、自画自賛になりますが、かなり頑張っているのではとの思いを強くしました。


【大会に参加して】

  今回初めて、学校給食にかかわる全国規模の大会に参加し、関係者の皆さんがそれぞれの立場で、学校給食に大変真摯に取り組まれていることを実感しました。
  もとより、学校給食ですべてのことがうまくいくということではありませんが、関連する分野が幅広いことは事実であり、縦横の連携をさらに進めていくことが重要であると感じました。
  一方で、最近マスコミ等で取り上げられた学校給食をめぐる話題は、「マズイ給食」、「期限切れの鶏肉の使用」、「災害等で青果物の値段高騰」等で明るい話題が少なく、関係者の方々が様々な課題解決に向けて頑張っている割には、それらが一般に伝わっていない印象を受けます。札幌市においても「学校給食展」などに取り組んでいますが、更に、関係者が機会をとらえて学校給食における様々な取組をPRすることが必要と感じました。
 
《1日目の会場の神戸芸術センター》
 
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